5.健育会の人事評価/教育・研修

健育会グループは、頑張っている人が正しく評価され、学び続ける意志と姿勢を持った職員が成長できるよう、公正・公平な人事制度や質の高い教育・研修の機会を設けている。

5-1.人事制度

グループの人材育成の方針は、「頑張る人を応援」し、「頑張った人を評価する」ということである。グループや病院への貢献度、個人目標の達成度合い、グループの職員としてふさわしい行動がとれているかなどを公平・公正に評価する人事制度を取り入れている。また、給与についても従来の年功序列型の給与体系ではなく、この人事制度での評価結果が給与にも連動する制度となっている。

5-2.教育・研修制度

職員一人ひとりが能力向上をめざすのは医療人として当然の義務であり、それをサポートするのが経営の役割であると考え、全職員の職務能力、医療の質、サービスの向上につながる教育・研修の機会を設けている。各院内・施設や健育会グループ合同での教育・症例発表会は活発に行われており、また必要性や戦略性の高い社外セミナーにも積極的な参加を勧奨している。

5-3.理事長賞

職員のプロとしての使命感を育てるために、個人を表彰する制度。全職員を対象として、毎月、各病院・施設から推薦される、病院の運営(病院の知名度向上、地域への貢献など)や質の向上(個別にクライアントから高い評価を頂いた内容、クリニカルアウトカムの改善など)に著しい貢献をした職員の業績の中から「最も輝いた1件」に贈られるもので、理事長が決定する。BSCの評価項目の1つでもある。

5-4.ミラクル賞

私たちは、患者さん一人ひとりの尊厳に配慮し、それぞれの患者さんのニーズに適合した質の高い医療チーム医療により提供している。その中でも、卓越したチーム医療の実践により、現代の医学の常識を超えて奇跡の回復を成し得た症例をいくつも経験している。そのような奇跡の回復を成し得た症例のあった病院・施設に対し、その都度「ミラクル賞」として表彰している。BSCの評価項目の1つでもある。

5-5.キラキラ介護賞

従来、一般的に介護に対する考え方は、人のお世話をする、障害を持った方の足りない機能を補うということであったが、最近、介護に対する考え方やその位置づけが変わってきており、介護とは高齢者の方でも障害を持った方でも、どんな方でも、その人がその人らしく生きるための支援をするという考え方になってきた。 健育会グループの介護施設を利用する皆さんが、その人らしくキラキラと輝いている、そういった支援ができている事例に対して「キラキラ介護賞」を与えている。

5-6.ミスターマネージングディレクター・ミスター施設長

毎月のディレクターミーティングと介護事業ミーティングにおいて、最も優れたプレゼンテーションをおこなったディレクターと施設長を、その月の「Monthly Aword」ミスターマネージングディレクター、ミスター施設長として表彰する。

5-7.チーム医療症例検討会

健育会グループの全病院・施設が参加して、年間を通じて「チーム医療を発揮することで、現代の医学の常識を超えて奇跡の回復を成し得た症例」(ミラクル賞)を発表する会。合同事例検討会の時代から数えると十余年、チーム医療症例検討会となってから2009年で5回を数える。
症例発表は、成功体験の共有を通じてプロの医療専門職としての自信をもつことにつながる他、人間の能力の無限さや尊厳の大切さを感じて、自分たちも心が豊かになった、教えられたという謙虚さも同時に学び取る機会になっている。

5-8.医師研修会

グループ内の常勤医師に対して、グループ(トップマネジメント)の方針や考え方、医師に採用情報について浸透させるために実施する研修会。

5-9.TQM活動発表セミナー

TQM(Total Quality Management/総合的品質管理)活動とは、日常の院内業務の中にある課題について業務改善に取り組むことで、クライアントの視点に合った品質・サービスを提供するための活動のこと。各病院でサークル単位でテーマに選定し、1年をかけて業務効率化を実現させる。この成果を発表する場が、TQM活動セミナーである。
この活動に取り組むことにより、職員一人ひとりが活性化し、組織全体の強化につながり、またグループ内で発表することによりノウハウを共有することができる。
セミナーは、サークル活動として行われていたTQC(Total Quality Control)活動時代から数えると十余年続けられており、組織的マネジメントとして行われはじめたTQM活動になってから、2009年で4回目の開催。
業務改善、業務の効率化に取り組むことで職員の仕事のやりがいを育み、多忙な仕事の中からゆとりを生み出すことで、職員一人ひとりが人生の夢を持てるような環境作りを目指している。

5-10.看護研究会

各病院・施設の看護師が、チーム単位で純医学的な研究テーマを選定し、1年を通して研究活動をした成果を発表する会。研究は、医療職にとって、学術性や理論的な思考法を追究するために必要であり、統計的な検定や疫学的アプローチなども要求される。論理的思考は、患者さんを診る目や業務全体に対する見方を広げることに役立つため、直接の繋がりはなくても、将来の業務改善に結びつくことも期待できる。これらの観点から、健育会では、医療職の研究活動を重要視している。

5-11.リハビリテーション研究会

看護研究会と同様のセラピストの研究発表会。未知の分野が多く残されているリハビリテーション医学の発展と診療報酬など社会的制約の中で「他ではできない効率的なリハビリ結果の提供」について、科学的思考に基づいた演題が数多く発表されている。

5-12.ミラクルブック

健育会グループでは、卓越したチーム医療の実践により、現代の医学の常識を超えて奇跡の回復症例をしばしば経験しおり、そうした症例を蓄積して「ミラクルブック」という冊子にまとめている。既に2冊のミラクルブックが刊行されており、全22症例が掲載されている。一読頂くと、健育会グループのチーム医療の一端を実感できる。
※ミラクルブックは非売品ですが、各病院・施設・お問い合わせいただきました方に無料で配布しております。ご希望の方は、メールにてお問い合わせください。
(数には限りがございます。)

5-13.サンキューレター

職員に仕事のやりがいをもってもらうための仕組みの一つ。グループのMVVや病院理念に沿って、職員の達成した素晴らしい仕事や望ましい行動に対して、マネージングディレクター・施設長が感謝の気持ちを込めて本人に直接サンキューレターをおくる。サンキューレターを継続することで病院に前向きな文化を根付かせ、職員のモチベーションを高く維持する。

5-14.名案プログラム

職員個人の責任感を高め、主体性をもって働く文化を根付かせるための仕組みの一つ。職員から業務改善や質の向上に関する様々な提案を吸い上げて、病院のサービス向上や業務改善、経営改善につなげる。採用の可否に関わらず、提案1件に対して一定の報酬を出している。