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2016年3月19日(土)、東京都中央区の東京コンベンションホールにて、第10回看護・リハビリテーション研究会が行われました。 この研究会は、各病院・施設の看護師とセラピストがチーム単位で研究テーマを選定し、1年を通じて研究したその成果を学会形式で発表する場です。質の高い医療を継続的に提供していくために、「医療専門職は、論理的思考・統計的な視点を身につけた科学者であるべきである」との考えからはじめたこの研究会も、今年で10回目となりました。

群馬大学大学院 保健学研究科 教授 山口 晴保先生
今回は、認知症に対する脳活性化リハビリテーションの開発の研究などで著名な群馬大学大学院 保健学研究科 教授 山口 晴保先生をお招きし、「地域包括ケアの時代の認知症医療・リハ・ケア」という演題で、特別講演を賜りました。

山口先生のご講演は、認知症の定義に始まり、臨床に基づいた簡単な判定方法の紹介、治療薬の投与について、認知症の脳活性化リハビリテーションなど、幅広くわかりやすいお話をいただきました。私は、地域包括ケアというのは、「その人がその人らしく、その地域で最期まで幸せに生きられるように、医療・介護・行政が支えていくこと」だと考えています。山口先生のご講演は、その実現のためのヒントが散りばめられており、参加した職員にとっても大変有意義な内容でした。

群馬大学大学院 保健学研究科 教授 山口 晴保先生 研究会の様子

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