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医療・介護という仕事の責任の重さ

医療・介護は、人の命を預かる仕事です。その責任は、非常に重いものです。そのことを常に忘れてはいけません。ベテランであろうと新人であろうと、ちょっとしたミスが人の命を奪ってしまったり、障害を負わせてしまうことに繋がりかねません。そのことをしっかりと心に留意し、仕事中は集中力を高めてほしいと思っています。

新社会人の皆さんは、今、右も左もわからない状況です。では、新社会人の皆さんの「責任をとる」とはどういうことなのでしょう。それは、「常に上司の指示を仰ぐ」ことです。「上司に言われたことをしっかりとこなす、わからないことは上司に聞く」ということが、新人の責任をとるということです。1ヶ月くらい経ったときが、うっかりミスを起こしやすく一番危険な時期です。たとえうっかりミスであろうと起こしてしまえば、それは病院・施設の信用を落とし、ひどいときには患者さん・ご利用者の命に繋がるかもしれません。ですから、一人前になるまでは、上司の指示を仰ぐことを忘れないでください。

患者さん・ご利用者そしてご家族から質問を受けたときも、あいまいな回答はせず、待たせてしまうことになるかもしれませんが、「少しお待ちください。上司に確認してまいります。」と言って、確認してください。
しかし、1年後までこれを言っているようでは、一人前になれません。早い人で3ヶ月、遅い人でも半年でしっかりと仕事のルールを覚えてください。ルールをしっかりと熟知し、やり方を覚えた後は、自分で患者さん・ご利用者のために考えることができます。それは、みなさんの責任の範囲が少しずつ広がっているということです。しかし、それまでは上司への確認を忘れずに行動することが、みなさんが「責任をとる」ということです。

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