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看護・リハビリテーション研究会 竹川理事長

最後に私から、以下のような話をしました。

「看護研究、リハビリ研究ともに非常に先行研究をよく勉強しており、研究内容の深さについては多少病院によって差があるように感じましたが、発表の形については良くできていたと思います。せっかく良いテーマをあげているので、2年以上続けて同じテーマに取り組むなど、フォローアップ研究に積極的に取り組んでほしいと考えています。研究というのはチームで取り組むものですがら、前任者の研究を引き継いでさらに深く突き詰めていくような研究に来年は期待したいと思います。
また、私が気になったのは皆さんの発表を聞いていて、研究としての形は整っているのですが、そこから研究心や探究心、平たく言えば「悩んでいる気持ち」がなかなか伝わってこないのが気になりました。研究の根底は、「なぜこのようになるのか?」という疑問です。研究というと形にこだわるところはあると思いますが、研究心というものが根本にあって、そこから研究を行なっていくことが素晴らしい研究に繋がっていくと思いますので、そのような気持ちも大切にしてほしいと思います。
最後に、看護部門/リハビリ部門とも限られた人数で、毎日多くの患者さんに治療やケアを行いながら、これだけの研究を行い、発表という形でまとめている皆さんを私は誇りに思います。さらなる進化を期待しています。」

看護・リハビリテーション研究会 竹川理事長

今回の看護・リハビリテーション研究会は、開催前にアップした理事長トークvol.175において「フロアからの質問に期待したい」と言ったことをしっかりと受けて、質疑応答における質問も議論を深める良い内容が増え、質の高い研究会となったと感じました。これから、座長の先生方からのアドバイスをしっかりと取り入れていくことで、さらに充実した研究に繋がっていくと思います。研究の成果を積極的に外部の学会に発表することを念頭に、来年の第13回看護・リハビリテーション研究会でさらに良い研究が発表されることを楽しみにしています。

看護・リハビリテーション研究会

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