>Vol.64
>理事長トーク
HOME

タイトルバー

運命は勇者に微笑む。

天野先生は、医師の倫理観や価値基準の根本をなすものを、いわゆる‘武士道'になぞらえて‘医師道'と表現されていますが、その医師道を極めるために重要なこととして、「道を究めるためには大局観が大切。ただし、時々は立ち止まって後ろを振り返り、忘れ物がないか確認する。」「自信と勇気があれば先へ飛び越すことも必要な場合がある。運命は勇者に微笑む。ただし、転んだときに周囲を共倒れにしない準備を万全に。」などのお話がありました。

お話しされる天野先生
天野先生に質問される竹川理事長

講演後は、多くの医師からの質問が寄せられましたが、私からも、「ドラマの監修で、実際には難しい新しい手法を用いて患者さんを治療する場面があるのですが、それは完全なフィクションなんですか?それとも、将来実現したい、実現できるというものを形にしているのですか?」と質問させて頂きました。すると先生から「もちろん、現実になったらいいと思うことをドラマにしています。また、ドラマの中で手術中に落雷で停電するエピソードがありますが、これは私が実際に体験した実話です。」とおっしゃっていました。
そのようなお話を聞き、来春からまた先生の監修したドラマがはじまるようですが、その中で天野先生の実現したい循環器領域・心臓血管外科の未来も見ることが出来るのだと思うと、これも楽しみになりました。

天野先生のご講演は、経験に裏付けされた信念を感じる、すばらしいものでした。またお話を聞き、私も医師として、経営者として、新たなチャレンジしていきたいと刺激を受けましたし、講演を聴いた医師たちも、天野先生のお話を糧にして、それぞれの病院で更に高みを目指して頑張って欲しいと考えています。

そして講演の後は、毎年の医師研修セミナーで恒例となっている医師の皆さんのご家族も招いた懇親会を行いました。今回の懇親会では、健育会グループ60周年を記念して、ライブイマージュの音楽監督である羽毛田 丈史さんと、松本 蘭さんによるピアノとバイオリンのミニコンサートを開催しました。
全5曲をご披露して頂きましたが、どれも素晴らしく、特に葉加瀬太郎さん作曲、羽毛田 丈史さん編曲の健育会の曲『Together We Walk』を羽毛田さんが今回のミニコンサートのためにスペシャルアレンジで演奏いただいたのには、大変感激いたしました。医師の皆さんも日頃の忙しさから解放されて、楽しい時間を過ごして頂けたのでないでしょうか。また、ご多忙の中、天野先生もミニコンサートを楽しんで頂けました。

羽毛田 丈史さんと、松本 蘭さんによるピアノとバイオリンのミニコンサート

今回の医師研修セミナーも、とても有意義な学びと交流の場になりました。これからも、医師の皆さんが医療チームのリーダーとしての役割を発揮できるよう、このような機会をつくっていきたいと考えています。

理事長トーク