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石川島記念病院/心臓病センターのスタートが順調に運んでいるのには様々な要因がありますが、私は、なによりここで働くスタッフの努力が大きいと考えています。石川島記念病院院長兼心臓病センター長の南雲先生からも、「スタッフが手術に対して前向きに協力し合い、自らが何をしたら良いのかを常に考え、向上心を持って勉強してくれていることが、心臓病センターのスタートに大きく貢献している」との報告を受けています。私は常々、「医療に関わる者は一生勉強が必要」「医療人というのは自分で知識を学び成長することが大切だ」と職員の皆さんにお話していますが、心臓病センターに関わるスタッフは、それをまさに実践してくれているのだと思います。

手術の機器

また、今回の石川島記念病院/心臓病センターの移転・新築では、様々な新しい機器の導入を行っていますが、その中で核となっているのは電子カルテです。この電子カルテにより、患者さんの情報を共有化し、各部門でリアルタイムに患者さんの状態を確認できるようになりました。特に循環器の疾患については、心臓カテーテル検査や超音波検査など、動画で判断するものも多いのですが、その動画や画像を電子カルテに添付することで、患者さんの状態を、病棟内のどこでも(手術中であっても)確認できるようになりました。このことにより、患者さんへの説明も電子カルテを活用することで、より分かりやすく行うことができるようになります。まだ導入して間もなく不慣れなため、入力に手間取ることもあるようですが、電子カルテのメリットを活かすことで、患者さんにより質の高い医療を提供することに繋がると考えています。

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