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また、これに加えて看護師の教育については、2012年よりe-ラーニング学習を導入しました。健育会グループでは、看護師の多くが中途採用で一人ひとりの経験も受けてきた教育にも差があることや、育児と両立している方も多いというような背景があります。そこで24時間、院内でも自宅でもネット環境があればどこでも受講可能であり、また内容もステップアップして継続教育を行うことができる教育手法としてこのシステムを取り入れました。こちらも、順調に運用されており、各病院の受講率も高くなっています。最近では介護職員にも看護師向けのe-ラーニングシステムを一部受講できるようにするなど、職種を拡げて学びの機会を増やす取組みも行われています。また、回復期リハビリテーション病院や医療療養型病院でこのようにe-ラーニングシステムを活用した継続教育を行う事例は先進的とのことで、月間ナーシングの2015年1月号にも「健育会グループでのe-ラーニングシステムの取組み」として特集記事が掲載されることになりました。

研修の様子

看護部ステップアップ研修 受講率進捗報告
  竹川 熱川 西伊豆 石巻 いわき 花川 石川島
集計 第1回目(7月) 91% 100% 93% 100% 88% 100% 100%
集計 第2回目(10月) 80% 71% 96% 100% 94% 100% 100%

※受講率:常勤者でかつ本年度4月から所属している者のみを対象として計算(育休・退職予定者は含めず)

このように私が研修や勉強会を大切にしている大きな理由の一つに、「使命感を育む」ということがあります。職員は、医療・介護という職を自ら選んだわけですが、全員がはじめから高い使命感を持っているわけではありません。しかし、健育会グループに入った以上、医療・介護に携わるものとしての、高い使命感を持って頂きたいと思っています。そしてそのような環境を整えることが、理事長である私の使命であると考えています。高い使命感を育てるためには、まず研修など職員の皆さんが勉強する環境を整えること、その上で、それを評価することが大切です。勉強する機会という意味では、前記してきたように、職員の皆さんの努力もあり、非常に充実したものとなってきました。医療・介護の現場では、常に最新の技術や知識を得ていくことが欠かせません。今後も医療・介護の質の向上のため、学びを深める工夫をグループとしても行っていきますし、職員の皆さんについては今後とも、勉強意欲を高くもって日々努力して欲しいと考えています。

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