最新レポート
医療の部の症例発表では、石巻港湾病院の石田院長が座長を努め、以下の8題の症例発表が行われました。病院の部についても発表の前に、理念プロジェクトの成果として、病院理念、理念実現時の姿、将来像、夢等の発表が行われました。
- 石巻港湾病院は、確かな医療と質の高いケア、専門的なリハビリテーションを提供することで、地域の皆さまの心豊かな生活を支援し、信頼と満足をいただける病院を目指します。
- 竹川病院は、確かな医療と質の高い看護・介護ケアを提供し、早期の社会復帰と生活の質を高める役割を担う総合リハビリテーション病院を目指します。
Title
失語・脱抑制により
失語・脱抑制により
意思疎通が困難だった症例
〜行動パターンから欲求を推察した取り組み〜
竹川病院
作業療法士／安田侑加
右片麻痺・高次脳機能障害を呈し、問題行動が多く意思疎通困難だった患者さんの情報を他職種で共有し、患者さんの要求を汲み取る工夫をすることで、問題行動の理由を分析。結果、問題行動が激減、ADL介助量も軽減し、自宅退院に繋がった。
「私たちはあきらめない」
〜車椅子生活宣告からの脱却〜
石巻港湾病院
理学療法士／高橋千明
自尊心の強い患者さんの行動制限を極力減らし、事故を防止するため、他職種間で密に連絡をとり合い、機能・能力に合ったADLを指導し実践。結果、患者さんの自尊心を傷付けることなく、安全にADL自立に繋げることができた。