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講 演 要 旨

言葉を整えることも大切
  • さきほど、「言葉」が7%と言ったが、言葉を整えることも大切である。
  • 例えば、スタッフ間の会話を「患者さんを主語にして話す」と、言葉使いが変ってくる。例えば同僚に話す時、「○○さん、起した?」と確認するところを、「○○さんは、起きていらっしゃる?」と聞くようにするなどするとよい。
医療現場の接遇で大切なこと
  • 和顔愛語が大切である。和顔愛語とは、「和やかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接すること」。
  • 無財の七施とは、(1)眼施(げんせ):やさしい眼差(まなざ)しで人に接する、(2)和顔悦色施(わげんえつじきせ):にこやかな顔で接する、(3)言辞施(ごんじせ):やさしい言葉で接する、(4)身施(しんせ):自分の身体でできることを奉仕する、(5)心施(しんせ):他のために心をくばる、(6)床座施(しょうざせ):席や場所を譲る、(7)房舎施(ぼうじゃせ):自分の家を提供する、である。このような言葉からも、大切なことを学ぶことができる。
  • 「この患者さんにどうしてあげたらよいか」「どうしたら良かったんだろうか」と相手を思い続けた歴史の積み重ねが、言葉になって表出する。
  • 長男が亡くなったとき、病院から出る時に受付の方も頭を下げてくれた。病院全体でチーム医療を実現することが大切である。
最後に
  • 最後にマザーテレサの言葉を紹介してこの講演を終わります。
    思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
    言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
    行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
    習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
    性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

講演後、昼食をはさみ、研究発表会の冒頭には、「理念プロジェクトの見える化」取組みの第二弾として、熱川温泉病院の映像を参加者全員で観賞しました。

研究会の様子

観賞後、竹川理事長より、この熱川温泉病院の映像に対するコメントと、研究発表の抄録を読んでの研究発表への期待を頂きました。
(詳しくは、「理事長トークvol.102」をご覧下さい)

竹川理事長

教育・研修