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講 演 要 旨

地域包括ケア時代の認知症 医療・リハ・ケア
  • 地域包括ケアの中には、そもそも医療はあまり含まれておらず、訪問診療が主であった。徐々に定義が変わり、近年は急性期から含め医療・リハ・ケアすべてを地域包括ケアと捉えるようになった。
  • 私は認知症というのは生活障害だと考えている。ネットワークの中でその人の生活をどう支えるか、ということがメインのテーマである。
歳とれば、誰でもなれる 認知症
  • 認知症の年齢階級別有病率に注目すると、95歳以上の方は8割が認知症である。ですから「歳とれば、誰でもなれる 認知症」というのが、認知症の特徴だ。
  • 70代前半を見ると4%代である。であるから、確実な認知症予防は75歳以上まで生きないことである。それ以上長生きすると、5歳長生きするごとに倍増していく。それが認知症の特徴である。
  • 65歳以上の高齢者が一生の間に認知症になる確率は50%と言われている。現在、高齢者3200万人のうち、認知症にすでになっている方は約500万人。これは高齢者人口の約15%だ。これからなる予備軍は1120万人、約35%。あとの半分は認知症になる前に寿命が来る人である。

歳とれば、誰でもなれる 認知症

認知症の定義
  • アメリカの学会が発表した認知症の定義「DMS-5」には社会的認知というのが加わったのが特徴。そして記憶障害が必須ではなくなった。
  • 独立した生活が困難になるということ、すなわち、金銭管理や内服管理などI-ADLに援助が必要になったら認知症ということです。
  • 入院患者の場合、特にせん妄なのか認知症なのかの区別が大切。せん妄は意識障害なので、症状が変動する。認知症は基本的に認知機能は徐々に落ちていく。
  • 健常者と認知症の人の生活状況を比べてみると、例えば内服管理は、健常な人は大部分ができるが、認知症の人は8割はできなくなる。もし独居であれば、服薬管理体制を作ることが必要である。

認知症の定義

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