最新レポート

竹川病院 理学療法士/宍倉 浩司

竹川病院 理学療法士/宍倉 浩司

大学病院急性期・回復期治療7ヵ月間後に寝たきりであったが、当院リハチーム医療3.5ヵ月で劇的な改善を認めた重症くも膜下出血の一症例
発症7ヵ月の重症くも膜下出血であったが、 脳画像病態診断を基に機能予測し、人間力が回復できると判断しリハビリテーションチーム治療を開始。重度の廃用症候群があり誤嚥性肺炎も繰り返したが、各職種が専門性を生かしたチームアプローチを繰り返し、原疾患管理・全身管理・リハ治療方針を適確に定め、情報共有・ 治療遂行・修正を繰り返して「人間力回復」という目標達成となった。

熱川温泉病院 介護福祉士/冨田 ゆかり

熱川温泉病院 介護福祉士/冨田 ゆかり

患者の病態と家族の認識の違いに対しチームで統一した指導を行い自宅退院できた事例
脳梗塞により、ADL 全介助である患者さんは既往からの労作性の呼吸症器症状を認め、当初積極的なリハビリテーションが困難であった。患者さんの気持ちをチームで共有し、また家族の思いも共有。統一した呼吸・生活・家族指導をチームで行うことで、患者・家族の希望が叶い自宅退院できた。

石川島記念病院 看護師/湯田 伊津子

石川島記念病院 看護師/湯田 伊津子

低拍出症候群、肺水腫を伴う急性心不全患者の回復症例
低拍出症候群、肺水腫を伴う急性心不全患者に対し、心臓病センター医師、看護師、理学療法士、管理栄養士が治療計画を共有の元、日々連携して診療にあたり、状態を劇的に改善させた。その後、患者の特性に応じた専門的な再発のリスクも含めた食事指導・日常生活を踏まえた運動・病状悪化時の兆候と対応等の指導を実施した結果、退院し仕事を含め完全に社会復帰した。

今回の幹事であるいわき湯本病院の発表の前には、発表内容の理解を深化するために、いわき湯本病院で作成した理念映像が上映されました。

理念映像

いわき湯本病院 看護師/井内 智美

いわき湯本病院 看護師/井内 智美

在宅復帰困難といわれた患者への支援
乳がんによる左胸郭形成術後、慢性閉塞性肺疾患があることにより、入院前より酸素吸入をしながら独居で生活をしていた患者さんが、外出中の転倒により骨盤骨折をし、独居生活は不可能となった。しかし、もう一度自宅で生活したいという強い思いから、在宅復帰に向けて医師、看護師、リハビリなどで検討し、自宅に手すりの設置や、自宅でのリハビリを計画した結果、介護サービスを受けながらも在宅復帰が実現した。

教育・研修