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講演要旨

摂食嚥下障害の原因や誘引
  • 摂食・嚥下障害は、「加齢的・生理的変化による老化」「複数の疾病罹患や合併症」「高次脳機能障害や認知症」などが原因となる。
  • しかし、「治療・薬剤の副作用」「廃用症候群(経管栄養の長期化や活動生の低下)」「口腔機能低下や汚染」「低栄養やサルコベニア」「不適切な環境や不良姿勢」「不適切な食事介助」など、人的要因もかなりある。人的要因があるということは、すなわち、予防が可能であり、早期に回復させることができるということである。
食べるためのアセスメントの視点と包括的支援スキル
  • 食べるための支援では、嚥下機能などの一定の部分だけでなく、生活全般をアセスメントすることが必要である。
  • 口から食べることを支えるためには、「食事介助のスキル」「全身の医療的な管理とケア」「多職種との協働連携」そして何より、思いやりや情熱が必要である。
  • 対象者の能力の足りない部分だけに注目するのではなく、不足する部分を補うケアを充実し、強みを生かす支援を行う。良好な能力を活かした食支援を行うことが重要である。

食べるためのアセスメントの視点と包括的支援スキル

教育・研修