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その後、審査委員長の長谷川先生から次のようなコメントをいただきました。

長谷川先生

私は、毎年毎年「レベルが高くなってきている」とこのセミナーで言っていますが、昨年の『第19回フォーラム「医療の改善活動」全国大会in松山』において、昨年のこのセミナーの最優秀賞/優秀賞を含む4つのチームが全国大会でも優秀賞を受賞しました。まさに、そのことが証明できたのではないかと感じています。
今年は、お配りした抄録に採点表をつけ、皆さんでも採点できるように工夫をしました。採点してみることを通じて評価の基準を理解することは、実際に皆さんがご自分たちで活動するときにも役立つと思います。

いくつかのチームでは、新しい世界を作ろうとしているのではないかと私たち審査員が感じるほど、皆さんの到達度が高くなってきています。竹川理事長が冒頭におっしゃった、演題の設定もそうですし、また竹川病院さんやオアシス21さんのようにご自分の施設以外の外的要素を巻き込む活動などで、特にその印象を強く持ちました。
発表のスキルもすごく高くなってきていると思います。また、TQM活動は結果に繋がることももちろん大切なのですが、それ以上にプロセスが大事です。結果だけではなく「こういうことをやったから良くなった」ということや、「指標としてここを押さえていればきっと今回だけでなく今後もうまくいく」というというようなことを、さらに大切にしてほしいと思います。

今回の最優秀賞と優秀賞を選ぶのは大変でした。拮抗している中で、取り組みの大事なポイントを押さえているということを高く評価しました。来年は新たな病院・施設も活動に取り組まれることと思います。健育会グループの今年のテーマに「心を一つに」ということが掲げられていますが、「心を一つに」することも質の活動につながってくると思います。さらにTQM活動に活発に取り組まれていくことを期待しています。

TQM活動発表セミナー終了の後は、懇親会が開かれました。

懇親会の冒頭には、今年3回目となる介護施設の年間MVP賞の表彰式を行いました。これは介護施設で毎月実施している、「手洗いうがいをしっかり行う」「業務改善を率先して行っている」などのテーマを決めて全職員の投票でその月のMVPを決めている取り組みの受賞者の中から、年間MVP賞を得票で決定し、受賞した職員の功績を讃えるものです。各施設から選ばれた職員9名に、理事長から直接賞状と記念品が送られました。

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