最新レポート

リハビリテーション部門の演題が全て発表された後には、座長の酒向先生から以下のような講評をいただきました。

リハ部門 研究発表

「発表されたリハ部門の皆さんは今日の発表を、どの学会に発表されることを念頭に考えておられているでしょうか。私は本日、日本リハビリテーション学会や脳卒中学会、PT・OT・ST学会を念頭に、皆さんの研究発表を聞いていました。

いわき湯本病院
入院患者さんのブリッジ力は非常に大事だと思います。それでADLがよくなるというのは当然だと思いますが、負荷量の調節も含めて、もっと科学的な解明を進めていくと、研究としてまとまってくると思いますので、ぜひ研究を進めてください。
西伊豆健育会病院
大腿骨近位部骨折してから手術をしてリハビリを行うまでがこのように早いのは、すごいことだと思います。リハ介入初日にしっかりと評価し、退院時のゴール、3ヶ月・6ヶ月・1年後のゴールを見据えられるようになると良いと感じました。急性期病院で大腿骨近位部骨折の患者さんが、歩いて直接自宅退院する時代がくると、回復期リハビリテーション病院では現在大腿骨近位部骨折の患者さんが30%くらいいらっしゃるので、患者さんが減ることに繋がるのですが、そうすると回復期もより強くなってくると思いますので、この研究をどんどん進めて情報を発信していただきたいと考えています。
熱川温泉病院
非特異的腰痛についての非常に面白いご発表でした。このような発表がニューロサイエンスと合わせて出ていくと良いと思います。そして実際に介入することによって良くなるというデータをどんどん出して欲しいと思います。

教育・研修