Vol.221 万全の感染対策で敬老会が開催されました

花川病院

今年は新型コロナウイルス感染防止のため、ご家族や地域のボランティアさんなどの参加をご遠慮いただきました。8月に開催した夏祭りの反省点を生かし、休日の職員を中心にリハビリ活動の一環として企画を考え、開催しました。

会場は5階食堂や会議室、リハビリ室のブルゾーンで、3密を避けるようリハビリ部にて綿密なタイムスケジュールを組みました。各催し物ブースに、患者さんが利用される時間を伝え、患者さんにもご協力いただいて予定通り開催できました。催し物では、ストラックアウトやフィールドゥ、射的、くじ引き、「花川商店」と称した昔懐かしの駄菓子店、喫茶コーナー(コーヒーや紅茶、スイーツを提供)などを出展。各病棟では、病棟スタッフがご家族からのメッセージカードを入れたプレゼント袋を各患者さんにお渡ししました。

お食事は、料理長自らテレビ中継で本日のメニューや特に工夫して調理した内容、産地などを紹介。最高年齢106歳の患者さんにも、美味しそうにお召し上がりいただきました。また、食事中に職員有志グループ「はなウタリ」によるランチタイムコンサートをビデオ配信し、各階食事会場の環境を和ませてくれました。参加された患者さんには笑顔が溢れ、日頃のリハの成果を職員にアピールされる方や普段のリハビリ以上に張り切られた方もいらっしゃいましたが、事故はなく盛大に開催できました。

大泉学園複合施設 ねりま健育会病院/ライフサポートねりま

今回は感染対策を重視し、表彰式を中心にして開催しました。午前中は、2カ所に分かれて敬老の日レクリエーションを実施。1つは音楽レクリエーションで、もう1つは歌声体操レクリエーションでした。お昼は、当施設の栄養科特製の敬老会メニューに、金箔を散らした「ぱっきん箸」を金沢から取り寄せて高級感を演出しました。ご家族が参加できないため、患者さんとご利用者さんに楽しく、美味しく過ごしていただけるようにスタッフ総出で参加し、だんらんのひとときを過ごしました。

メインイベントの表彰式授与と記念品の贈呈は、15時に開始。サプライズとして、ご家族から心温まる直筆の手紙を事前にご用意いただき、当日にお渡ししました。今回表彰の対象者は、複合施設全体で米寿7名、卒寿7名、百一賀の祝い1名、百二賀の祝い1名でした。表彰された方々は、「うれしい」と笑顔を見せたり、泣かれたりと反応はさまざまだったものの、皆さん一様に喜ばれていました。

最も印象的だったのは、当日の朝に否定的な発言をされていたご利用者さんが、ご家族からの手紙をお渡しすると泣いて喜ばれ、元気になったことです。表彰者以外で参加されたご利用者さんも、大きな拍手で盛り上げつつ大変楽しまれており、盛況のうちに1日を終えることができました。