Vol.261 新型コロナウイルス“第7波”に対する健育会グループの対応

7月に入ってからの健育会グループの感染状況は、計59名(うち患者13名 感染割合0.58%、職員46名 感染割合1.17%-7月19日の時点)で、ほとんどが散発の感染ですが、2施設、介護老人保健施設オアシス21で13名(うち利用者8名、職員5名)、ねりま健育会病院で12名(うち利用者1名、職員11名)の陽性者が発生しており、クラスターになっています。ただし、これまで我々が経験してきたような何十名単位の爆発的な感染は現在起こっていません。また陽性者は職員に多く見られ、徹底した感染対策によって患者さんや利用者さんへの感染もしっかり防ぐことができています。

今後も引き続き、職員の感染予防対策を徹底し、院内での感染対策としてマスク着用、手洗いを励行するのはもちろん、院外のプライベートにおいてもマスクを外しての多人数での飲食など、感染の可能性が高い行動は慎むように指導していきます。また、職員に対する定期的なコロナウイルス検査もより強化しており、現在、各施設によって違いますが、1~2週間に1度検査を実施中です。家族を持つ職員などの場合は特に、自身の安心にもつながっています。

入院患者さんのご家族による面会においては、第7波の流行以前に緩和の方針をとって直接面会を解除してきました。その方針については現時点もできる限り変えるつもりはありませんが、急激な感染拡大によって中止を余儀なくされている病院や施設も出てきており、今後の動向次第で引き続き条件を見直す可能性もあります。

とはいえ面会は、患者さんや家族にとって一番の安心につながるものです。健育会グループでは、新型コロナウィルスの感染拡大が起こり、病院や介護施設で外部者の遮断をせざるをえなくなった当初から、直接面会に代わってオンライン面会を取り入れてきました。第7波の対応の中でも、オンライン面会を積極的に活用しながらご利用者、ご家族の皆さまの気持ちをできる限り尊重していきたいと考えています。