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「足し算の看護」で、
患者さんの生き方を守る。

竹川病院療養病棟看護師M.T.さん
2018年入職・転職
母は看護師、父も医療職。小さい頃から病院が身近な場所だった。母の仕事をする姿を見て「患者さんに一番近くてやりがいがある仕事は看護師」と感じていた。そして中学生の時、男性でも看護師になれることを知る。彼が生涯の仕事として看護師を目指したのは、自然な流れだった。
看護師 M.T.

患者さんの生き方や生活を守る

看護師になって今年で20年です。竹川病院に入職する前は、急性期の病院で働いていました。急性期での看護は、刻一刻と変化する患者さんの状態を把握することに終始していましたが、竹川病院では理念に「早期の社会復帰と生活の質を高める役割を担う」とあるように、患者さんの生活や生き方を守ることが大切にされています。また、医師、看護師のみならず、セラピストも充実していていますし、リハビリだけでなくケアワーカーや医療ソーシャルワーカーの皆さんと協力してチームとして「患者さんがどうすれば良い形で、在宅復帰をはじめとして戻りたい場所に戻れるか」についてアプローチすることができています。私は特に「生き方や生活を守る看護」というところに魅力を感じ、転職しました。

患者さんの生き方や生活を守る

看護の基本に立ち返る

現在、療養病棟を担当させていただいています。日々の仕事の中で「患者さんの立場に立って医療を考えていく」という面で、近代看護の創始者ナイチンゲールの看護を思い起こすことが多くなりました。彼女の著書の中には、「患者さんが持つ自然治癒力を最大限に引き出すために環境を整えることが看護」であり、また「看護は特別なものではなく生活の中にある」ということが書かれています。療養病棟は、まさにその実践の場だと感じています。竹川病院では、健育会グループの学習プログラムに基づいて「ナイチンゲールの教え」についても学ぶことができ、そういうところも素晴らしいなと感じています。

看護の基本に立ち返る

「足し算の看護」を
実践していきたい

入職して特に感じているのは、看護の考え方の違いです。急性期にいる時は思えば「病気を看る」ことが中心となっていて、患者さんに「これはダメですよ」「ここまではできますけど、それ以上はできませんよ」と、できないことに重点をおいて伝える引き算の看護だったように感じています。でも、竹川病院では「患者さんを看る」という観点で、「ここまでだったらできますよ」「これはできますよね?じゃぁ、ここまでやってみましょう」と、足し算で考えています。
まだ入職したばかりで、覚えなければいけない業務がたくさんありますが、患者さんの退院後の生活を考えた関わり方を身につけていきながら、患者さんにもっと寄り添う「足し算の看護」を実践していきたいと考えています。

「足し算の看護」を実践していきたい

応募してくださる方への
メッセージ

急性期病院で提供する医療・看護も、もちろん大切ですが、「患者さんの生活・人生を守ること」や「ナイチンゲールの考えに基づいた看護」を提供できるという点が、竹川病院の魅力だと感じています。そのような考え方をお持ちの方には、とても良い病院だと思います。

情報は取材当時のものです。