患者さん・ご家族の
「頼れる存在」になりたい。
- 湘南慶育病院地域包括ケア病棟看護師A.Z.さん
-
2016年入職・転職
「人の役に立つ仕事に就きたい」と思い看護師を職業に選択した。大学病院での勤務後、より患者さんに近い看護をとの思いから竹川病院へ。その後、同じ健育会グループの湘南慶育病院へ。フィールドは変わっても、人間の尊厳を守る看護を彼女は続けていく。
スタッフも建物も明るいことが竹川と湘南の共通点
新卒で初めての職場は大学病院で、5年間働きました。回復が早い患者さんも多く、回復の喜びを患者さんと共有できるなど、急性期には急性期のやりがいがあると感じていました。しかし患者さんの入れ替わりも早く、患者さんやご家族と接する時間がそこまでなかったので、一人一人の患者さんとゆっくり関わりたいという思いが強くなっていき、回復期・療養病棟のある竹川病院へ転職することにしました。転職して、患者さんやご家族と長く接するうちに、こういうことが自分が望んだ患者さんに密着した看護だったんだと感じました。その後、結婚を機に湘南地方に住むことになり、湘南慶育病院に異動の希望を出しました。竹川病院もそうだったのですが、湘南慶育病院も、病院もスタッフの皆さんがとても明るくて施設も綺麗ですし、病院の周りに自然が多く、自分自身はもちろん患者さんも過ごしやすい環境だと感じています。
「人間の尊厳」を大切にした看護
竹川病院でのことです。普通だったら経管栄養を行っている患者さんがご自宅に帰るときには胃ろうを造設するのですが、ある患者さんは在宅を望まれていましたが、ご家族は連れて帰りたいとお考えの一方、胃ろうの造設はご希望ではありませんでした。そこで、竹川病院ではご本人とご家族の希望を叶えるため、病棟全体で話し合い、ご家族に経管栄養の扱い方を指導し、最終的にご本人もご家族もご希望を叶えて在宅復帰することができました。
このように健育会グループでは、患者さんやご家族のご希望を大切にしています。また、抑制なども極力話し合って無くすようにしており、「人間の尊厳」を守るということが徹底されいると感じています。
患者さん・ご家族の
「頼れる存在」になりたい
今は湘南慶育病院の地域包括ケア病棟で働いています。地域包括ケア病棟は急性期治療を終えた患者さんを受け入れ、診療や看護・リハビリを提供しながら在宅への復帰を目指すための病棟です。より患者さんの心に寄り添い、生活に密着した、まさに患者さんの尊厳を守る看護が求められていると感じています。患者さんやご家族が望まれている退院後の生活をできる限り実現できるように関わっていきたいですし、患者さんとご家族から「頼れる存在」と言っていただけるようになれたらいいな、と思っています。
情報は取材当時のものです。