求める人物像健育会グループでは、以下のような看護師を求めています。

医療法人社団 健育会 竹川病院院長 田中 眞

01 使命感を育むことができる人

健育会では、“医療介護に携わる者としての使命感"が大切であると考えています。使命感とはナイチンゲールが言うように、「それは何が正しく、何が最善(最適)であるかという、あなた自身が持っている高い理念を達成させるために自分の仕事をすること」です。使命感を持つ看護師は、自分自身の理念を満足(追求)させることと、患者に対する関心に支えられて仕事をします。指示されたから、業務だからそれを行うのではなく、自分自身の理念を満足させるために行うので、自然とあらゆる五感を働かせるものです。だから仕事に熱中しているのです。
使命感をもつ看護師は、どんな時でも学びと考えることができるでしょう。生涯学び続けることを自分の理念や使命とし、また困難なことに遭遇しても学びと考えられるのです。使命感は、後に述べる三重の関心によって培われると考えています。

02 患者が求めている安心感を提供できる人

健育会では、患者さんが看護師に求めていることは“安心感"だと考えています。 これは、看護師一人ひとりの「三重の関心:Threefold interest(Florence Nightingale)」の上で成り立ちます。

三重の関心:Threefold interest(Florence Nightingale)

この3つが大きく、きれいな三角形を描くことが重要です。そしてこの3つの積み重なる成果によって個人が成長し、使命感が培われていくと考えます。

03 チーム医療の中でのコーディネーターになることができる人

私たちが目指す質の高い医療を実現するために、看護師は各職種のプロフェッショナルたちを結ぶ役割を担っています。
看護師ほど、医療介護の中で広くさまざまな領域を学び、横断できる職種はありません。それぞれの専門家が完全一体となって機能するために、必要な情報を自らに集約し、また各々に届け、彼らの“持っている力を最大に発揮できるようにコーディネートする"のです。
このようにして、プロフェッショナルたちを結び、患者を最良の状態に整えていくことがチーム医療の中での看護師の役割です。