健育会グループでは、以下のような医師を求めています。
医師は、患者さんの命を預かる医療専門職のトップです。健育会グループでは、「医師は医療チームのリーダーであり、診療における自由裁量権を持つ」と考えています。リーダーシップを発揮して看護師やセラピストを導き、そして協同し、最善のチーム医療を実現することが求められています。
元日本医師会長の武見太郎先生がおっしゃった「‘医療’は医学の社会的適応(医学の専門家がその専門性を社会に還元するのが医療である)」という言葉は、まさに健育会グループの考えと一致しており、この観点から、私たちは医療を本質的なサービス業と捉えています。いわゆる‘お客様は神様’というサービス業ではなく、健育会グループでは「医師と患者が真に対等な立場で信頼に基づいた医療サービスを提供すること」を目指しています。一部、救急医療や難病の治療等、患者さんが病院を選ぶことができないという状況ではサービス業になじまない面もありますが、時間的余裕があり様々な情報を得られ、患者さん自らが病院を選ぶ時代においては、お互いに権利と義務を尊重すべきです。
患者さんが求めるものは人それぞれです。それに応えるマニュアルはありません。ですから患者さんに応えるためには専門的な医学的知識だけではなく対応力も身につけなければなりません。リーダーとしての謙虚さ、正直さを持ち、そして様々な患者さんに柔軟に対応することが必要です。最近では、モンスターペイシェントなどの問題もありますが、そのような場合、医師は毅然として「患者さんの義務」を果たして欲しいと言うべきであり、もちろん「患者さんの権利」も絶対に守らなければいけません。サービス業としての医療をしっかりと行った上で、真の弱者を救う余裕を持てる病院グループにしたいと私たちは考えています。