健育会グループは、昨年創立60周年を迎えました。
1953年に、先代理事長 竹川不二男が創立した竹川病院に始まった健育会グループは、その後、熱川温泉病院、西伊豆病院、石巻港湾病院を開院しました。さらに、2006年には福島県の医療法人常磐会 いわき湯本病院、2008年には北海道の医療法人喬成会の花川病院、2012年には東京都中央区の石川島記念病院、そして、昨年2013年には茅ケ崎セントラルクリニックが新しいメンバーとして仲間入りし、現在では、7病院、3クリニック、入所型介護施設9ヶ所、在宅介護事業所32ヶ所を有するまでに至りました。このように60年を重ねることができたのは、グループの運営に関わる全てのクライアントの皆様のお陰です。深く感謝申し上げます。
1995年に私、竹川節男が二代目の理事長に就任して、はじめに取り組んだことは健育会の「経営の仕組みづくり」です。当時、人材が決して豊富とはいえない中で「質の高い医療」を追求していくために必須の取り組みでした。
次に取り組んだことは、建物や医療機器など「ハードのリニューアル」です。グループ内の全ての施設を新築・改修しました。また先端の医療・介護を実現できるように、医療機器も積極的に導入していきました。
そして3つ目に取り組んだことは、「グループ内コミュニケーションの強化」です。私と各病院・施設の院長やディレクター、職員とのコミュニケーションは、当初月1回は実際に現地に赴き、顔と顔をつき合わせて会議をしていましたが、近年ではグループ病院・施設の拡大により、病院・施設の実情を日々把握し、細かい指示ができるようにするため、テレビ会議等、時代の最先端手法も取り入れています。
振り返ってみれば、この20年間での「経営の仕組みづくり」「ハードのリニューアル」「グループ内コミュニケーションの強化」で、健育会グループは現在の形に進化してきたと言えるでしょう。