Vol.196「心・技・協」で風を起こします。

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

vol195

年頭所感の時に職員の皆さんに話しましたが、健育会グループの2019年のスローガンは「健育会は、心(Mind)・技(Skill)・協(Collaboration)。皆で風を起こし、ビジョンを達成します!」としました。今回の理事長トークではこの「心・技・協」について、まとめたいと思います。

まずは「技(Skill)」です。以前より常々話していますが、医療・介護職は常に技術を向上させるために学び続けることが必要です。健育会では職員一人ひとりが能力向上をめざすのは医療・介護に携わる者として当然の義務であり、それをサポートするのが私の理事長としての役割であると考えています。そこで全職員の職務能力、医療の質、サービスの向上につながる様々な教育・研修の機会を設けています。常に成長を目指すのは大変なことですが、知識や技術の向上は患者さん・ご利用者のためになるだけでなく、職員皆さん自身の成長のためにもとても大切なことだと考えています。

その「技(Skill)」を支え全ての基盤となるのが「心(Mind)」です。「心(Mind)」とは、職員皆さんの「使命感」であり、プロフェッショナルが持つ「奉仕の心」です。ここでいうプロフェッショナルとは、高い技術と倫理観を持つ医療人のことを指します。「奉仕の心」は、人に対する思いやりを持って人のために尽くすことです。患者さん・ご利用者に「奉仕の心」を持って接することと、単にビジネスライクに接することには、結果的に大きな差が生まれます。特に我々のような医療介護に携わるものは、患者さん・ご利用者のお気持ちに寄り添うことができると、その行動の差は歴然と出てくると考えています。