このケンイクペディアには、これまで健育会グループが日本の企業経営やアメリカの先進的な病院経営の手法を参考にしながら、試行錯誤を繰り返しながら培ってきた「独自の病院・施設経営」のノウハウ、エッセンスをまとめています。
健育会グループの根幹となる、理念、哲学の解説。
MVVとは、「Mission=使命」「Vision=長期目標」「Value=価値観」のこと。我々はどういう使命で働くのか、長期的にどんな目標をもつのか、生み出すことのできる価値は何かということについて、グループの進むべき方向を示すもの。健育会グループを束ねる経営理念である。
私たちの組織・個人が何のために存在するのかという経営の基本的な考え方を示すもの。
医療(病院)のミッション →「光り輝く民間病院グループ」
介護(介護施設)のミッション→「活力のある高齢社会のサスティナビリティーを実現する」
⇔個人のミッション
健育会グループ、そしてそこに所属するメンバーが一人ひとりが、10年後にどういう組織・個人でありたいのかという、なすべきこと・目指す姿を示すもの。
医療(病院)のビジョン →「クライアントの心を豊かにする病院グループ」
介護(介護施設)のビジョン→「クライアントの心を豊かにする介護施設」
⇔個人のビジョン
健育会グループのミッション。変革する社会の中でこれからの医療環境を考えたとき、民間病院は光り輝く存在にならなければならない。健育会グループは、「光り輝く民間病院グループ」として、国公立の病院とは違った角度で、民間にできること、民間でしかできないことを追求し、スタンダードから一歩先に進んだ質の高い医療・介護サービスの実現を目指す。
多くの国民が高齢社会に不安を抱く中、ご利用者が「輝きの一日」を享受できる介護施設の実現により、国民が将来に希望を持てる、活力ある社会が持続していくことに貢献していく。
健育会グループのビジョンは、「クライアントの心を豊かにする病院グループ、介護施設」。
病院・施設は単に医療・介護を提供する場ではなく、関わる全ての方々に対し、共に心が豊かになるようなサービスを提供する場となることと考え、その実現を目指している。
私たちは、患者さんはもちろん病院・施設に関わる全てのクライアントの心を豊かにすることをVISIONとして、日々業務にあたっている。私たちのクライアントとは、
(1)患者さん[ご利用者]、 (2)ご家族、(3)地域、(4)紹介元、(5)取引先、(6)職員、(7)株主[社会]であり、「7つのクライアント」と称している。[ ]内は介護施設のクライアント。
また、健育会グループのロゴマークには7つの星(★)を掲げており、それはこの7つのクライアントを表現したものである。
健育会グループの介護施設では、ご利用者の尊厳を大切にすると同時に、ご利用者一人一人がその人らしく、毎日がキラキラと輝いている一日を過ごすことができるような介護を提供することを目指している。
健育会グループの介護施設では、ご利用者がその人らしくキラキラと輝いている毎日を過ごすことで、ご家族が安心を超えて感動をおぼえていただけるような介護を提供することを目指している。
介護施設で働く職員は、自ら勉強し成長すると同時に、人生の先輩であるご利用者から無意識のうちに様々なことを学ぶことができる。介護を通じて、やりがいと同時にご利用者から学びを得る成長の場ととらえている。
私たちが目指す「医師と患者が真に対等な立場で関係を築く医療サービス」を実現するために、最も必要なことは、互いに大人の関係にたち権利と義務を尊重することと考えている。即ち、患者さんの権利に対して「5つのお約束」を、患者さんが守って頂く義務については「4つのお願い」を掲示し、患者さんが医療に積極的に参加することをお願いしている。
それぞれの病院、施設は、地域性と限られた医療資源の制約の中でクライアントに価値を提供するための実現性のある目標を、具体的に掲げている。病院・施設の理念の実現に近づくと、グループのビジョンの実現につながる。
健育会グループのMVVとそれぞれの病院・施設の理念をまとめた名刺大サイズのカード。全職員が携行して、組織内でのビジョンを共有し、各自が目指す姿を明確にすることで、今なすべき行動に結びつけるもの。
職員全員がそれぞれの病院・介護施設の理想像について、共通のイメージを持てるようにと始まったのが、理念共有プロジェクトである。本プロジェクトでは、自らの病院・介護施設の理想の姿を映像化して職員間で共有するとともに、理念の実現に向けた具体的な行動基準を策定し、職員全員で行動することによって、理念の実現を目指している。