最新レポート

その後、まず看護部門6題の発表が行われました。

看護部門 研究発表

【座長】 横浜市立大学 医学部看護学科老年看護学教授 叶谷 由佳

認知症ケアの学習が療養病棟看護者の意識の変化と行動に及ぼす影響 〜ロールプレイングを取り入れた学習を試みて〜 いわき湯本病院 渡邉 千晴
療養病棟において、ロールプレイングを用いた計画的な学習を行い、その前後を比較し、看護者の意識にした。結論として、認知症ケアに関して看護師は4項目、ケアスタッフは3項目において、統計的な有意差が認められ、意識と行動に良好な影響を及ぼした。
回復期リハビリテーション病棟に勤務する看護介護職の自己効力感と職務満足度の関係 竹川病院 酒井 純江
回復期リハ病棟病棟に勤務する看護介護職の自己効力感と職務満足度との関係を明らかにし、看護職が論として、職務満足度と自己効力感は相関がみられ、意見を尊重し患者家族間との成功体験を積み重ねることが自己効力感を高めることに繋がることが示唆された。
e-ラーニング受講回数と達成動機の関連 西伊豆健育会病院 磯谷 理佐
e-ラーニングの受講回数と「達成動機」「個人要因」との関連を明らかにした。結論として、e-ラーニング受講回数と達成動機の関連はなく、院外研修参加とe-ラーニング受講回数には関連があった。e-ラーニングで学んだことが仕事に活かせ、達成感を実感できる環境を整えていくこと、また今後は健育会全体を母集団とするなどの必要性が示唆された。
回復期リハビリテーション病棟 高齢入院患者の意欲に及ぼす笑いの効果 石巻健育会病院 佐藤 和
環境の変化する入院早期に「笑い」を回復期リハ病棟高齢入院患者に取り入れることで、意欲の向上にVitality Index(VI)を指標に明らかにした。結論として、笑いの介入でVI は向上し、笑いは回復期リハ病棟高齢入院患者の意欲の向上につながると示唆された。
看護・ケア計画一元化導入に伴う意識の変化 〜看護・介護の協働を目指して〜 熱川温泉病院 坂倉 波穂
看護・ケア計画一元化の導入により、目標を共有し個別性のある看護・ケア計画の立案・実践することで、協働に対する意識の変化ややりがいにつながるかを調査した。結論として、看護・ケア計画一元化は、一緒に患者の問題を共有することで、看護職と介護職の協働を、協働に対する意識の変化に繋がると示唆された。
回復期リハビリテーションにおける服薬自己管理開始の判断基準と管理方法の指標 花川病院 三浦 友貴
回復期リハ病棟において整形疾患を含む全ての患者の服薬自己管理開始の判断基準と管理方法の指標をFIM5項目(理解・表出・問題解決・記憶・整容)を見出し、指標を作成した。《計24点以下:NS管理、計25〜32点 : 自助具での自己管理、計33点以上 : 袋管理》
研究会の様子

教育・研修