Vol.2062019年度 健育会グループ 医師研修会・懇親会が開催されました。

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

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2019年10月26日(土)、「2019年度 健育会グループ 医師研修会・懇親会」が開催されました。今回の会場は、同9月12日に開業したばかりのオークラ プレステージタワー1階にある平安の間Ⅰ。医師研修会ではセコム医療システム顧問の関塚永一先生のご講演いただき、医師を中心に各病院から出席した約70人が、熱心に耳を傾けていました。

冒頭の開会のあいさつでは、私が下記のような話をしました。

関塚永一先生は、私と医局入局同期の古い知り合いです。若い頃は臨床と研究に力を注いでいた先生でしたが、国立病院機構埼玉病院(以下、埼玉病院)の院長として、経営を改善し、黒字化。大病院へと発展させた立役者になりました。医局時代は特に研究に熱心だった関塚先生が、これほど立派な院長になるとは、当時夢にも思いませんでした。そんな関塚先生が、院長として見事な手腕を発揮されたということは、ものすごく経営の勉強をされたはず。関塚先生の実体験を書かれたさまざまな記事を読んでみると、多くの経営書に基づいているのではないかと想像しています。また、ご自身の経営哲学の一つに従って、毎朝一番に病院の入り口に立ち、患者さんに「おはようございます!」とあいさつしていたそうです。勉強だけでなく、実践的な経営に取り組まれていました。

私と関塚先生は、医局で故土屋雅春先生という昭和最後の大教授に師事しました。土屋先生は、研究に関して論理性を非常に追求される方でした。少しでも論理的な矛盾などがあると、厳しく指導されたことを覚えています。経営にも論理的な思考回路が重要です。若い頃に大学病院でそうした指導を受けたことも、関塚先生のこれまでの素晴らしい実績につながっているのではないかと思います。今や超有名人の関塚先生をお招きして、勉強から始まり、自らの実体験をベースにした院長のノウハウを教えていただきます。