Vol.206 2019年度 健育会グループ 医師研修会・懇親会が開催されました。

こうした実体験に加えて、「病院経営を因数分解する『収益=患者数×単価』」や「イールドマネジメントの発想」「レセプト1枚見ないで、病院経営を語るな! レセプトは全職員の努力の結晶」「病院のKPIが一目でわかる仕組み作り 病院経営は、みんなで明るく」「断らない救急を実現できなければ、地域の信頼は得られない」といった原理なども紹介。

さらに、近年重要性が高まっている地域医療に関して、まず地域の医師会に積極的に参加し、顔を見せる医師同士の連携に力を入れることが重要だとお話されました。ICTを活用するにしても、その前に十分な関係を築いておかなければ連携はうまく機能しないとのこと。埼玉病院では、周辺の4医師会との共働研究により、24時間365日オンラインで即座に検査・診療予約ができる地域医療連携システム「C@RNA Connect(カルナコネクト)」を導入しているそうです。その結果、病診連携が強化され、患者紹介・逆紹介率が向上。病診連携の強化は、地域医療の質の向上につながると説明されました。