Vol.206 2019年度 健育会グループ 医師研修会・懇親会が開催されました。

懇親会の最後は、私が中締めのあいさつとして下記の話をしました。

新装されたオークラ東京で医師研修会を開催して、健育会の未来も明るい気がしています。本日の講演は、昔の関塚先生からは想像できないほど立派な経営者としてのお話をいただき、医師はもちろんマネージングディレクターも大変参考になったと思います。やはり医師は、先代理事長が大切にしていた「目の前の患者を救う」という意思だけでなく、本日お聞きしたような経営に関する意識もしっかり持っていなければ、良い医療は実現しないということを再確認してほしいと思います。

私の父である先代理事長は、不二男という名前で、富士山の麓の出身でしたが、あえて富士ではなく不二という字が使われています。その2文字には「一見異なるように見えるものでも、突き詰めると同じになる」という思いが込められていると聞きました。病院における医師には、目の前の患者さんを治すことと病院の経営という2つの役割があり、一見相反することのように感じるかもしれませんが、最終的には同じことを目指すことになると理解しています。健育会グループは、3年前に大規模な投資を行い、1年間で400床増やしました。これまで経営的に厳しい状況が続きましたが、今年度後半に全病院・施設が予算通りになれば、長い闇から抜け出せる見込みが立っています。ぜひ頑張っていただきたいと思います。

令和という新しい時代を迎え、健育会グループ一丸となってより大きな風を起こし、ビジョンの達成を目指してください。関塚先生に教えていただいたように、職員一人ひとりの努力と幸せが病院を大きくし、それが地域医療の向上と地域の幸せにつながります。これからも「目の前の患者さんを救う」という思いを全職員が共有し、社会に貢献し続ける健育会でありたいと願っています。