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6. 健育会のそれぞれの役職・職種の役割

健育会グループでは、それぞれの役職・職種の権限と責任を明確化し、
互いに連携し合う体制を構築している。

  1. 6-1マネージングディレクタ―の
    役割
  2. 6-2メディカルディレクターの
    役割
  3. 6-3介護事業施設長の役割
  4. 6-4看護部長の役割
  5. 6-5リハビリテーション部長の
    役割
  6. 6-6事務部長の役割
  7. 6-7本部の役割
  8. 6-8医療専門職・介護専門職

6-1マネージングディレクタ―の役割

病院は多様な資格を有した医療の専門家集団で構成された組織だが、多くの病院では病院長が診療と兼務で経営を行っており、「経営の専門家」が存在しない。健育会グループでは、病院経営の専門家であるマネージングディレクターが、本部との密な連携をもとに、ツートップ制の中核として担当病院の年間予算の執行や組織・人事・教育・CS・など、病院の経営全般を統括するCOO(chief operating officer)的な役割を担う。

6-2メディカルディレクターの役割

ツートップ制の中核を担う医療人として、医療の質の向上維持に全責任を負う。医局・看護・リハビリの診療部門を指揮し、最適な医療を提供する。クリニカルアウトカム指標の目標設定と運営管理に責任をもち、チーム症例検討やTQM活動の指導の中核的役割も担う。

6-3介護事業施設長の役割

介護施設経営の専門家である施設長が、本部との密な連携をもとに、担当施設の年間予算の執行や組織・人事・教育・CS・など、施設の経営全般を統括するCOO(chief operating officer)的な役割を担う。

6-4看護部長の役割

経営的な視点から看護部門の管理・指導とサポートをおこない、看護師・ケアワーカーの精神的な支えになる。看護体制の計画・管理、看護師・ケアワーカーの勤怠状況の把握と指導、看護技術に関するスキルと能力のチェック、看護教育・指導をおこなう。
グループ内や院内で決定したルールを部門内に浸透させること、部門内のルールの決定と見直しをおこなうことについて責任を負う。

6-5リハビリテーション部長の役割

患者さんの生活活性化機能の改善・向上を目的として、専門性の高いリハビリテーションを提供するセラピストを統括管理する役職。リハビリテーション体制の計画・管理、部員の勤怠状況の把握と指導、リハビリテーション技術に関するスキルと能力のチェック、教育・指導をおこなう。またチーム医療の実践のため、他部門との調整を行う。グループ内や院内で決定したルールを部門内に浸透させること、部門内のルールの決定と見直しをおこなうことについて責任を負う。

6-6事務部長の役割

マネージングディレクターの指示の下で、医療専門職の職員が働きやすい環境を提供するために、医事・経理・総務・人事などの事務部門を主体的にマネジメントする。専門職の間で発生しがちである職種間の垣根をとりはらう潤滑油的な役割を果たすため自ら率先して行動する。
グループ内や院内で決定したルールを部門内に浸透させること、部門内のルールの決定と見直しをおこなうことについて責任を負う。

6-7本部の役割

グループの運営方針をもとに、中長期の戦略立案、グループ年度予算の策定と管理、各ディレクター・部長業務サポート、及びルール遵守の徹底を行う。

6-8医療専門職・介護専門職

医療専門職とは、病院における医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・薬剤師・管理栄養士・栄養士・臨床検査技師・臨床工学技師・放射線技師・歯科衛生士のことをいう。
介護専門職とは、介護施設における医師・看護師・理学療法士・作業療法士・介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員のことをいう。