Vol.178「平成30年度 運営方針」の
ヒアリングを行っています

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

vol178 「平成30年度 運営方針」のヒアリングを行っています

健育会グループでは個々の病院・施設において、管理会計の手法を用いた予算管理を行なっています。平成30年度の目標と予算について、私と本部の部長が直接すべての病院・施設に赴き行う「運営方針のヒアリング」は3月29日より開始し、現在、北海道 喬成会と昨年11月開設した湘南慶育病院を残すのみになっています。

全病院・施設の予算は、それぞれの過去の実績、地域の高齢化率、人口動態、競合施設の情報等の精緻なデータ分析に基づいて策定されています。そして年度初めに策定された予算数値は単なる目標数値ではなく、各病院・施設が当該会計年度に確実に達成しなければならない経営上のコミットメントという意味合いを持っています。

このようにグループの運営上、最も重要な予算について、平成29年度は、以下の病院・施設が達成することができました。

平成29年度 予算達成

予算を大幅に達成することはもちろん素晴らしいことですが、部門ごとに皆で真剣に考え、そして私が承認し策定した予算を1円でも上回ることができれば、それは大変立派であると考えています。適正な予算づくりはなかなか難しいと思いますが、「頑張れば達成が不可能でない、少し背伸びをした数値」とし、法人全体の運営上、毎年確実に達成する必要があります。

昨年度は、病院は概ね順調な結果となりました。特に大泉学園複合施設 ねりま健育会病院/ライフサポートねりまは、平成29年4月に新規開設という中、もちろんグループからの応援を受けてのことですが、予算をしっかりと達成できたことは素晴らしいと思います。

「平成30年度 運営方針」のヒアリングを行っています

介護施設については、介護事業の経営環境が厳しくなっていることを反映して、全体的に予算に対しての結果は芳しくない状況となりました。予算の数値が高すぎたという施設も少なからず存在しているとは思いますが、やはり予算に達しなかったということは反省しなければなりません。昨年度から全施設でアメーバ経営を本格導入しており、強い経営基盤を作っていくための仕組み作りができ始めていると思いますが、今年度は予算達成するために、職員全員がベクトルをあわせて、日々の業務に邁進することが重要です。