Vol.187平成30年 北海道胆振東部地震
花川病院に関するご報告

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

vol187 平成30年 北海道胆振東部地震 花川病院に関するご報告

9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。
健育会グループでは、「花川病院/介護老人保健施設オアシス・在宅事業部」が北海道石狩市にて被災し、地震発生当日より対応を行っております。現地の状況と対応は以下の通りです。

9月6日(木) 03時08分 地震発生
「花川病院」「介護老人保健施設 オアシス21」「サービス付き高齢者向け住宅 花ぴりか」が停電と断水
  • 電気は非常電源、水は、貯水タンクにためていた水で対応。
  • 食事は非常食を提供。
9月6日(木) 日中
電話を通じて現地と本部で情報収集を行う
  • 患者さん・職員の無事を確認。
  • 途中、携帯電話・固定電話ともに繋がりにくくなり、東日本大震災の後に配備した衛星電話で、
    本部と花川病院のやりとりを行う。
  • 現地の状況が明らかになる。
  • 非常用電源用の軽油調達のため、ガソリンスタンドに4〜5時間程まち。
  • 道路は信号が動いておらず、道もところどころ陥没している。
  • 道内物流網が滞っていることから、物資不足の懸念あり。現地より要望あり。
支援物資の輸送の検討を開始
  • 支援が必要な物資の情報を本部で取りまとめ。喬成会からも支援要望の物資リストが届く。
  • 東日本大震災の経験から、石巻健育会病院、いわき湯本病院とも情報をやり取りして、
    必要と思われる物資についても意見をきく。
支援物資輸送ルート/輸送スケジュールの確定
  • 陸路とフェリーのルートで、花川病院まで到達できそうなルートを調査。
  • 以下の2ルートで到達できそうであることが分かった。

・東京 → 新潟 → 小樽(フェリー)→ 花川病院
・石巻 → 仙台港 → 苫小牧港(フェリー)→ 花川病院

  • 支援物資の買い出しと車、ドライバーを手配。
  • スケジュールを決定。