Vol.215 健育会グループ 永年勤続表彰

各病院・施設で聞く話の中で、私が最も重視しているのは、各部門の「理念実現時の姿」「1年後の姿」「1年後の姿に向けたアクション」の3点。病院全体の「1年後の姿」と各部門の「1年後の姿」の整合性はとれているか、「1年後の姿に向けたアクション」は、タイムスケジュールが入った具体的な行動となっているか、ということを細かくみていきます。また疑問点があれば、その場で質問し、詳細の確認をします。単に書面で確認するのではなく、実態に即した現場の声を直接聞くことで、予算の裏付けやそれを達成するための意気込みを感じ取ることができます。この「1年後の姿」にむかって職員全員がベクトルを合わせて進むことができれば、自ずと予算は達成されます。そういった意味でも、この年度当初におこなう予算ヒアリングのディスカッションはとても重要な位置づけにあります。

今、報道は新型コロナウイルス一色ですが、他の病気や怪我で苦しんでいる患者も当然います。そうした人々を救うことが我々の使命であり、同時にCOVID-19に対応する医療関係者への援護にもなるはずです。 健育会グループが今年掲げている「ワンチームで、ビジョン達成を!」は、今や日本の医療全体に求められています。健育会グループが今年度の予算を達成することは、日本の医療に貢献することにもつながると信じています。 長期戦が予想される新型コロナウイルスとの戦いに打ち勝って日本の医療の底力を示すためにも、全職員が心を一つにしてこの難局を乗り切ってほしいと思います。

前のページへ
次のページへ