会議では、「インシデント」「クリニカルアウトカム」「患者満足度」「診療に関わる書類の整備」の4つのテーマについて、各病院の進捗報告とディスカッションが行われました。その中でも「クリニカルアウトカム」については、第1四半期は、どの病院もしっかりと取り組まれており、素晴らしい成績でした。
健育会グループでは、急性期や慢性期、病床数や地域性によってそれぞれの病院に特徴があり、一概にデータを横軸で比較することはできません。しかし、それらを100床当たりの改善数などに換算することで、なるべく同じ視点でデータを比較できるようにしています。
今回の会議でも、各病院が改善に向けて真摯に取り組んでいる状況に対する質問や情報交換が積極的に行われ、グループ内のノウハウの共有と蓄積が実現できていると感じました。東京の病院以外の出席者はオンライン会議による参加になってしまったのが残念ですが、普段は離れた場所で仕事をしているメディカルディレクター同士が顔を見ながら意見を交わすことは、グループの団結力にもつながるはずです。
各病院の運営状況については、新型コロナウイルスの大きな影響を受けることなく順調に推移しています。今後はwithコロナという視点も持ちながら、引き続き医療の質向上に取り組んで欲しいと思います。私は、理事長として健育会が進むべき方向性を示すという責任を全うします。私やメディカルディレクターを含めグループ全員がOne Teamになって、コロナ時代という難局を乗り越えていきましょう。