2023年3月4日(土)、第 17 回 「健育会グループ 看護・リハビリテーション研究会」を実施。今年は初めての試みで、グループの各病院施設から会場100名、WEB形式100名というハイブリッド開催となりました。
当日はTKPガーデンシティPREMIUM神保町にて、健育会グループの病院・施設の職員が対面とリモートの両方で参加し、1年間の研究成果を発表しました。前半は看護部門から9演題、後半はリハビリテーション部門から8演題を発表。さらに参加者からの質疑応答によるディスカッションも活発に行われ、非常に有意義な研究会となりました。
はじめに、私から開会の挨拶を述べました。
第17回の研究会は多くの職員の方が参加されて本当に嬉しく思います。 3年間続いたCOVID-19にも負けず、病院によってはクラスターと戦いながら、日常業務と直接関係のないこの研究を続けてきた皆さんの努力に大変感服しています。
今日の研究発表、抄録を読む限り、その病院らしい発表、また患者さんの立場に寄り添った発表が多く見られます。健育会グループが目指す「親身な対応」という観点からの研究題材ですから、その成果をぜひ患者さんに還元してください。
一方、テーマの掘り下げ方については次のステップへ移行する時期であると感じました。今後は業界の常識や定説に一石を投じる研究発表、先行研究の事例でなく自ら新しく研究発表を行うテーマを期待したいと思います。既存のデータや日頃の悩みの蓄積からテーマを選定することで、深堀りしたテーマが見つかりやすくなるので頑張ってください。
私は、医療人は科学者だと思っています。科学者は論理的な思考を身につける必要があります。論理の矛盾は必ず事故につながります。患者さんを改善させたい、患者さんの夢を叶えたい、という科学者としての探求心こそが論理的な思考の源になります。今日の質疑応答の中で論理的な質疑応答が活発に行われることを期待します。