平成23年入職の学卒新社会人を対象に、健育会グループ本部ににて開催されました。今年の研修は、5月に北海道で行われた学卒新社会人研修に引続き2回目となります。まず健育会グループの組織やしくみの説明を、株式会社ヘルスケアシステムズ クライアント本部 渡部より行いました。その後、健育会グループ 竹川理事長の講話が行われました。この講話は新入職員に「健育会グループのMVVと病院理念」について、MVVをつくった竹川理事長自らが直接伝えるとして、かかさず行っているものです。山中教授のノーベル医学・生理学賞受賞など、時節の話題を取り混ぜた理事長からの講話を、新社会人のメンバーはメモを取りながら真剣な表情で受け止めていました。
以下、竹川理事長の講話(要約)より
私たちのグループの使命と、皆さんが日々病院で働くことがどうつながっているか、をお話したいと思います。
まずミッション(使命)です。これは組織が何のために存在するのかということです。このことは常に問いただしていかなければならないと私は考えています。私がこれをつくったのは17年前です。そのとき私は、健育会グループは何のために存在するのかを自問自答しました。
先日、ノーベル賞を受賞した山中教授も医者です。彼は整形外科医を目指していたのですが、ご自身では能力がなかったと話しています。それは謙遜だと思いますが、非常に高い志を持って医師になって、しかし医師として患者を治すことに関して、どこかで限界を感じ研究者への道に進んだのではないかと思います。違う道に進む時に、何が自分に出来るのかということを常に問いただしたとおっしゃっていました。これが、自分のミッションを明確にすることだと思います。
組織も、何のために存在するのかということをしっかりと明文化し、組織の場合には職員全員の方がそれを理解することが特に大切です。