今回、対象となった方々は、皆さん心のこもった謝辞を述べられました。その一部をご紹介します。
竹川病院・理学療法士 木下 崇美さん
永年勤続者を代表してお礼を申し上げます。まずこのような祝典を催していただき、そして表彰を受け本当にうれしく思います。ありがとうございます。
入職から10年、今までやってこられたのもここにいるみなさんのおかげと心から感謝しています。私は理学療法士5年目になる年にこの竹川病院に転職してまいりました。
入職して半年ほど経ったころ、中途採用職員にもオリエンテーションと講義、理事長からの講話がありました。自分が働く健育会という場所が「どこに向かっているのか」を聞かせていただいたことで、この10年間道に迷うことなく、またやりがいをもって働くことができたと感じています。
その研修からまもなくして東日本大震災が起きました。竹川病院からもスタッフが向かいました。当時の石巻港湾病院が復旧していく姿に健育会の力強さを感じました。
あれから10年です。中途採用として力不足であった私が、この竹川病院で多くのことを学び、成長することができました。本年度は課長の職を拝命し、コロナ禍の中、自分が何をすべきかを考え、やりがいを感じています。
課長1年生の今冬、首都圏を中心に感染が拡大し、私の所属する4階病棟のリハビリスタッフからも感染者が1名出ました。防護服を着て業務にあたり、どうしても不安が高まる状況でしたが、竹川病院全スタッフがワンチームとなり、感染を広げることなく収めることができました。
スタッフの緊張感はそれ以降も続いています。このような中、年末のおいしいお弁当や冬の賞与をいただき、職場に明るい空気が流れました。「私たちの日々の働きを見ていただけている安心」を強く感じています。
これからも竹川病院で使命感を持ち続けながら、微力ではありますが進み続けていきたいと思っています。本日は誠にありがとうございました。