Vol.252新型コロナウイルス“第6波”による感染状況と
グループの対策、今後について

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

vol252

昨年末から猛威を振るうオミクロン株。いわば新型コロナウイルス“第6波”により、健育会グループは複数の病院、施設で感染者を出しました。詳しい状況は各病院や施設で公表していますが、理事長の言葉としてお伝えすべきと考え、現状や対応、今後についてわたしの考えをお話いたします。

昨年12月まで当グループ内でクラスターは起きず、通常に業務は遂行されていました。患者や入居者、職員に散発感染はありましたが、大きな影響なく通常業務を続けることができたのは、スタッフを始めとするみなさんの意識の高さにあったと思います。
しかし、1月に入ると“第6波”が到来――感染者数は増大し、我々が細心の注意を払ってしても、その波に抗うことはできませんでした。1月15日の花川病院を皮切りに、数カ所でクラスターが発生。大変な状況が続きましたが、ようやく終息の兆しが見えてきたところです。
昨年9月にコロナ専用病院に転換した石川島記念病院では、1月と2月に陽性患者を101名受け入れました。軽症72名、中等症Ⅰ26名、中等症Ⅱ3名。なお、これまでの死亡者は0名です。(3月1日時点)