Vol.279 令和5年度の予算ヒアリングがスタートしました。

さらに今年は、「SDGsチャレンジ項目」から病院の1年後の姿を設定しました。

各病院・施設の職員の皆さんは、新しいヒアリング項目についてもうまく汲み取って、とても柔軟に対応してくれています。

そもそも私たちが考える「愛情を持った親身な対応」というのは、患者さんが「メディカルスタッフはいつも自分のことを見ていてくれる」「常に自分の状態の変化を把握してくれている」と安心感を持ってもらえることです。決してうわべだけの対応ではありません。
これを実現するには、事務職員の皆さんが医療スタッフの負担を減らせるようにできる限りサポートを行うことも必要不可欠です。これにより医療スタッフに余裕が生まれ、患者さん一人一人に目が届きやすくなり、よりきめ細やかに把握することが可能になります。
自部署のことだけでなく、他部署とも連携しながら病院全体がour teamとなり、「愛情を持った親身な対応」を実現することが欠かせません。

全体を通して感じたことは、今年から皆さんにお願いをしている経費削減についての努力があまり見られないということ。オムツ1枚、コピー1枚削減する意識でもっと真剣に取り組んでほしいと思います。
4月に新たに創設されたこども家庭庁でも、すでに医療費の削減についての議論が始まっています。我々の使命は「確固たる経営基盤で国の医療を支える」ことであり、国の医療・介護の予算が削減されたからといって国民に医療の面で寂しい思いをさせないことです。削減すべき部分は削減して経費を抑え、本年度のミッション実現に向け1年間頑張っていってほしいと思います。