Vol.280 2023年度新社会人入職研修が行われました

はじめに人材育成のプロであるビーフォーシーの相部博子先生がオリエンテーションを実施。4人グループになってディスカッションを交えながら、コミュニケーション力をはじめとした人間力の重要性、医療者の自覚と誇り、学生から社会人になる上で転換すべき意識変化などのテーマについて理解を深めてもらいました。

午後は私から新社会人の皆さんに向け、健育会グループで働く上での心構えについてお話ししました。

今日は社会人としての心得を3つほどお話します。
1つ目は、「社会人としての責任」を持つこと。社会人になると、学生時代とは違って自分で責任を取らなくてはいけません。しかも医療や介護は人の命に関わる仕事ですから、その責任は大変重いものです。とはいえ社会人になったばかりの皆さんが1人で責任を取ることはまだ難しいでしょう。
ですから、わからないことに対して決していい加減に対応しないでください。利用者さんに聞かれたことがわからなかったり、怒られたりしても、「お待ちください」と言って上司に確認をしてから答えること。パニックになっていい加減なことを言えば、利用者さんの命に関わります。怒られることは恥ではなく、皆さんの肥やしになってくれるはずですから、これから数ヶ月間はたくさん怒られてください。

2つ目は、「チームワーク」の大切さ。私は、質の高い病院や介護施設というのはチームワークが確立され、スタッフ1人1人がやることを理解し、その情報をきちんと共有できているものだと考えています。健育会グループでもone team 、our teamというスローガンを掲げてチームワークを重視しています。新人の皆さんは、チームワークを壊さないことを心がけてください。
そのためには、規則をしっかり勉強して守ること。健育会グループには、たくさん研修があります。朝から晩までやるべきことをこなすのが大変なのに、その上研修を受けなくてはいけないのはなぜ?と思うかもしれません。しかし規律正しく心の豊かな人材に育てるためにとても大切なことだと覚えておいてください。