最後に、私からも以下のように全体についての講評をしました。
「経費削減」については全体的に言うと、概ね削減できているように感じました。しかし、削減できる部分はまだまだ多く見受けられます。
引き続き、経費削減をOur Teamで取り組んでください。
「-幸せホルモン-」に関しては、科学的なアプローチが非常に素晴らしかったです。
しかし、施設、病院によってばらつきがありましたので、もう少し深掘りして、継続的に行い、定着するまで活動を進めてください。
患者さんから幸せホルモンを出すには、様々なアプローチが必要です。施設の特徴や、患者さん個々の好みを活かすなどして、さらなる向上を目指しましょう。
自分自身がどう振る舞うか、といった観点も重要です。「愛情を持って親身な対応」とは「いつも自分のことを見てくれている」と感じてもらうことです。
常に自分のことを気にかけてくれている。自分はひとりじゃない。そういった思いは、心の支えや、生きよう、という前向きな気持ちを生み出します。
今回の「経費削減」と「-幸せホルモン-」は、一見関係がないように見えるかもしれません。しかしこれらの二つは、非常に密接な関わり合いをしています。
「患者様満足度」と「経営の安定」これらは循環します。
患者さんが心地の良い環境は、スタッフが働きやすい環境でもあるのです。
スタッフが心地の良い現場は離職率も下がり、仕事のパフォーマンスも上がって、経営も安定していきます。
逆に、同じことを繰り返していくと飽きが出て、手を抜いたり、虐待が発生していき、患者さんの満足度も環境も悪化し、経営も悪いものになってしまいます。
日々コスト削減や、環境の向上について各自考え、経営を安定化させること。患者さんはもちろん、スタッフや自分自身もやりがいや刺激を持った生活をして、幸せホルモンを出していくこと。この二つが互いに循環していくような取り組みをしていきましょう。
70周年を迎えてもまだまだ発展していく健育会にするため、ブランディングを高めていきます。まずはHPの改善を行い成長エンジンを高め、さらなる経営安定を目指します。
経費削減と幸せホルモンによる企業の成長。これが今後の健育会にとっての要となって
いきますので、引き続き頑張っていきましょう。