Vol.310 ボーカルとピアノ奏者のアーティストを招いて、演奏会を開催しました

最初の曲目は「浜辺の歌」。小さい頃によく歌った曲を、一緒に口ずさむ利用者さんもたくさんいました。2曲目の「ヤシの実」では、マラカスやタンバリンを歌に合わせて鳴らしながら、井坂さんを応援。リズムに乗って楽しげに体を揺らしながら、演奏に参加しました。三曲目は「我は海の子」。私はこの曲が大好きで、つい嬉しくなって思わずステージに参戦。井坂さんや利用者さんと一緒に、子供の頃から好きな歌を大きな声で歌わせてもらいました。

後半は昭和歌謡を披露。曲目は、山口百恵さんの「秋桜」と、坂本九さんの「上を向いて歩こう」、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」の3曲を演奏しました。「秋桜」では手拍子をしながら歌に聞き入る利用者さんの姿が多く、中には涙を流す利用者さんがいたのも印象的でした。「上を向いて歩こう」ではマスク越しにみんなで合唱したり、手拍子をしたり、「木綿のハンカチーフ」ではボサノババージョンのピアノアレンジを楽しんだりと、計6曲の約30分間のコンサートを思い思いに楽しまれました。

2ステージ目は竹川病院の2階の食堂にリハビリ患者さんが集まり、演奏会を行いました。2ステージ目も大きな声で歌う患者さんや、楽しげにリズムを取る患者さんが多くいらっしゃり、会場の雰囲気も一層楽しげなムードに包まれました。

【竹川病院】

 

患者さんの楽しそうな歌声や表情を見ていたら私も楽しくなってきて、竹川病院では「ヤシの実」を井坂さんと一緒に歌いました。そして、芸術や音楽といったものに触れる機会が増えることによって、幸せホルモンが出て、患者のみなさんが「頑張ろう」「生きていてよかった」という気持ちになれるということを申し上げました。

更に、同じ演目をライフサポートひなたでも演奏し、無事に3ステージが終了。
ライフサポートひなたでは、手作りの団扇やポンポンで井坂さん、西さんを歓迎する利用者さんの姿もありました。どの施設でも、患者さん・利用者さん(以下患者さんたち)の楽しげな表情がとても印象に残りました。