最新レポート
症例検討会の前半「介護の部」では10題の演題が発表されました。
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母をかもめの家で看取ることが出来て良かった
グループホーム かもめの家
介護福祉士 柏倉 洋子幻覚症状により独居生活が困難となり、かもめの家に入居となった。ご家族は当初施設の対応に不信感があったが、主治医、看護、PT、介護の密な連携で、最終的には看取りの場所としてかもめの家を選択していただき、ご家族からも感謝のお言葉を頂くことができた。
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チームプレイで褥瘡治癒と体重増加を目指して
ライフケアガーデン湘南
介護職員 山岸 章レビー型認知症で精神科に入院し、褥瘡が発症していた。施設に入居してから、往診医師、看護師、介護士、栄養士、理学療法士、ケアマネージャーなどのメンバーが協働して関わることで、改善傾向となった。また、入居時の体重から1ヶ月で約10kg近く増やすことができ、笑顔を取り戻すことができた。
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絆 ~ 信頼の橋渡し ~
ライフケアガーデン熱川
介護職員 中田 直子アルコール依存症により、生活習慣や人間関係が悪化し、家族との関係も完全に立たれてしまったご利用者に向き合い、充実した生活を送って頂くための様々な取り組みを行なった。それにより、笑顔と家族との絆を取り戻すことができた。
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在宅での利用者さんを中心においた
チームとしての取り組みについてひまわり訪問看護ステーション
理学療法士 清水 緑長期にわたり介入していたご利用者であったが、「どうせできない」と活動に消極的であった。しかし、iPadの使用という一つの余暇スキルの向上(成功体験)から自発性が向上。活動への参加意欲が増し、現在も継続した活動に取り組んでいる。
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本人の意思を尊重した看護・介護を貫き、
その人らしい生活を取り戻せていった事例介護老人保健施設 しおさい
介護福祉士 渡辺 るみ子喉頭全摘、両側頸部郭清術施行後、強いせん妄症状が出現し、前院では身体抑制を強いられていたご利用者に対し、コミュニケーション、本人の意思を尊重した看護・介護を行うことにより、その人らしい笑顔ある生活を取り戻すことができた。
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ご利用者への心理的アプローチにより
自信回復に繋がった症例介護老人保健施設 しおん
介護福祉士 亀井 志保高齢者は年齢を重ねる毎に様々な不安を抱えていくが、ご利用者によっては身体的アプローチより心理的アプローチが有効であるケースも多い。本症例では訴えの傾聴や日常会話でのコミュニケーションを図るなどの精神的ケアを行うことにより、疼痛の緩和や自信の回復に繋げることができた。
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鬱症状を呈し前向きに生きることが出来なかった症例に対し、
チームアプローチを実践し就労支援(社会復帰)に
つなげた一症例介護老人保健施設 ライフサポートひなた
介護職員 広岡 直失語症・右片麻痺、それに伴う鬱症状を呈した方に対して、リハビリ・介護ともに寄り添ったケアと、生活をイメージしたチームアプローチを行ったことで「病気になったことで、前向きに生活できるようになった」と通所・訪問リハビリに意欲的に取り組むようになり、就労支援(社会復帰)につなげることができた。
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安心して暮らせる生活
~ 安心してトイレに行けるようになりたい ~ケアセンターけやき
介護福祉士 川口 美由紀生活環境の変化により、一人でトイレに行くことが困難になってしまったご利用者に対し、チームアプローチで総合的に要因を分析したところ、隠れていたご利用者の苦しみを理解することができた。そして、アプローチを行うことで、再び自立してトイレに行くことができるようになった。
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「ラーメンが食べたい」
~ チームで取り組めたその人らしさを大切にした8ヶ月 ~介護老人保健施設 ライフサポートねりま
看護師 合津 真由美直脳梗塞発症後に認知症を発症し、BPSDが激しく、また胸腺癌を合併しているご利用者に対し、短期集中リハビリケアにより、運動機能と精神面の改善がみられ、患者さんとご家族の意思決定を尊重した健やかな看取りまで行うことができた。
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夢を叶えた在宅復帰 ~ もう一度 畑仕事がしたい ~
介護老人保健施設 オアシス21
介護支援専門員 小田 敏江胸部大動脈瘤術後、リハ病院に転院し、在宅生活困難との判断で入所した。入所当初は毎日のインシュリン注射や眩暈があり、移動は短距離歩行車使用であったが、「もう一度、畑仕事がしたい」というご利用者の夢を叶えるため、チームでアプローチしサービス付高齢者住宅へ在宅復帰できた。