皆さんはまず、職場のルールを守り業務を覚えるということに専念してください。半年後に改めて私から健育会の運営方針について話をします。それまでの間は、しっかりと上司や先輩職員の皆さんから仕事を学び、職場のルールに則って情報を伝達できるようになってください。
半年後、皆さんにお会いした時には、私は挑戦すること、夢を持つことについて、そして健育会グループについてもっと詳しくお話したいと思います。そのときを楽しみにしながら、それぞれの職場で頑張ってください。
毎年、様々な会社で多くの新社会人が入社されています。他の業種の社長が、新社会人に向かって「どんどん挑戦して、失敗してください」とお話されていました。その業種は命を預かる業種ではありませんので、そのようなことが可能ですが、皆さんはそう言うわけにはいきません。挑戦することは大切ですが、 まだ言われたことをしっかりと守り、情報を伝達できるようになることが今は大切です。
その後、2班に別れ、株式会社ビーフォーシー 代表取締役 相部 博子先生を講師にお招きし、ロールプレイングや実例を通して学びました。また、働く上で基本となる組織人としての5つの意識(目的意識・時間意識・原価意識・協力意識・顧客意識)について、それぞれどのような意識か、実際の職場においてどのような場面で重要かグループごとにディスカッションを行い、その結果を発表し合いました。
研修の最後には、新社会人一人ひとりが職場における目標とその目標達成に向けた具体策を決めました。この目標と具体策は、それぞれが職場に戻って日々の業務を通してこの具体策を実践します。そして、半年後の研修でその成果を報告し合うことを確認しました。
今回の研修では、社会人としてのマナー習得を目指して行われました。新社会人の皆さんが、各病院・施設に戻り様々な症例に触れることで、さらに研鑽を積み、医療・介護に携わるものとしての使命感をもちながら、仕事にやりがいを感じて欲しいと思います。そして、健育会グループの一員として患者さん・利用者さんによりよいサービスを提供してくれることを期待しています。