自立して、基本すなわちマニュアル通りにできるようになり、初めて応用ができるようになります。マニュアルを無視すれば、ノウハウの蓄積にもならないし、その場・その人限りのサービスとなり、再現性もありません。医療・介護と言うのは科学です。科学と言うのは再現性が重要です。人が変わっても、きちんと同じことができなければなりません。あの人は出来たが、あの人は出来ないというのは許されないことなのです。我々のグループで決まっているマニュアルは、全員ができるようにならなければなりません。そして、あの人は普通のことができる、あの人はもっと特別なことができる、というのは良いことです。自分なりの新しいサービスを考えるというのは応用です。自分なりの応用をし、さらに結果をみんなで話し合ってマニュアル改訂に結びつけていく。自立したメンバーでPDCAサイクルを回し、サービスの質をどんどん上げていくことが、我々のグループがめざしている姿です。
理事長として皆さんはじめ全職員に約束していることは、経営理念としてまとめています。
特に3つ目が大切です。医療・介護を職として選んだ皆さんですが、もしかしたら、まだ使命感を持っていない人もいるかもしれません。私は、使命感は育つものだと考えています。そして、その使命感を育てるには、まず皆さんが勉強をすること、そしてもうひとつは、それを組織が評価することが大切です。私は、使命感を育てることができる研修や環境を整備し、そして頑張った人を評価することを皆さんに約束します。