見学の後には、私も同席しての意見交換の時間を設けました。「マンパワーに対するコスト、入院・入居のコストなど運営について詳しく知りたい」などの他、「在宅サービスの内容とその費用について」「洗濯や清掃については、アウトソーシングか」「職員のモチベーションを上げるような仕組みはあるのか」「今後の日本の医療システムへの展望は」など、たくさんの質問を受けました。
私からはグループとしての経営や人材に関する考え方など理事長としての見解、病院運営やコストに関する詳しい内容等を、また長谷川先生からは学者としての日本の医療事情に関する解説を交えながら、一つひとつ丁寧に質問に答えさせていただきました。
今回、視察団の皆さんから「素晴らしい施設と、訓練されたスタッフが大勢いる」と非常に良い評価をいただき大変嬉しく思いましたし、細かい数字にまで質問が及び、さすが病院・施設経営に関わる経営者の皆さんだと感心いたしました。また最後には私から、健育会グループがなぜ成長することができたのかについて、その秘訣は「経営の仕組みづくり」であるということをお話ししました。