湘南慶育病院では、慶應義塾大学SFC研究所と連携して、総務省委託事業「高精細映像技術を活用した遠隔在宅医療に関する実証」を請け負い、「遠隔在宅医療 Hospital in the home の実証」についての研究を進めています。
在宅時でも患者さんを見守る「Hospital in the home」のコンセプトの実現とは、患者さんのご自宅のテレビ等を使って、まるで診察室にいるかのように医師の診察を受けられるような環境の実現です。例えばテレビのリモコンを使った簡単な操作で、あらかじめ設置したインターネット用のカメラを通して医師の診察を気軽に受けられるようになれば、通院が困難な方への手助けになりますし、通院や病院での診察待ちなどに時間を費やすことがなくなります。
2018年7月5日、その「遠隔在宅医療 Hospital in the home」の視察に神奈川県 黒岩 祐治 知事が湘南慶育病院に来院されました。黒岩知事は、知事に出馬される前にはジャーナリストとして医療問題に取り組まれており、知事になられてからも「未病を改善する取り組み」と「最先端の医療・最新技術の追求」の2つのアプローチを柱とした「ヘルスケア・ニューフロンティア政策」を進め、神奈川県を健康寿命日本一にすることを掲げています。そのような観点から、今回、「遠隔在宅医療 Hospital in the home」に興味を持たれて来院が実現しました。