患者役の口腔内の確認をしていただきました。カメラは現在放送されているハイビジョン番組の16倍もの解像度を持つ、超高精細な次世代の映像規格8Kスーパーハイビジョンを使用しているため、口腔内も鮮明に確認できることを体験していただきました。
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模擬診察の後には、佐藤准教授から遠隔診療の今後の研究に関する説明や、松本顧問より医療制度の問題点や通信技術の課題などについて説明しました。
黒岩知事からは「遠隔診療を地域に普及させるためにはどのような障害があるのか」などのご質問をいただくなど、非常に熱心に話を聞いていただきました。また最後には、「神奈川県でできることを今後検討していきます」との力強いお言葉も頂きました。
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患者さんとそのご家族が安心して地域で暮らせる環境を実現するために、神奈川県や慶應義塾大学と共同し、「遠隔在宅医療 Hospital in the home」の実現をはじめとしたICT(情報通信技術)を活用した様々な新しい医療サービスの構築に努めていきたいと考えています。