その後の質疑応答では、リハビリテーションの年間の入院患者数やリハビリの実施時間、病院の運営、日本の保険制度等について、たくさんのご質問を受けました。
このような海外の視察団に日本の病院を代表してご見学いただくことは嬉しい事ですし、職員にとっても良い刺激になると思います。また、今回もご見学中に彼らが他国の病院を視察したときのエピソードなど、新しい情報をいただく機会にもなりました。
日本は早くから高齢化が進んだことにより、介護事業における効率的な仕組みは、世界的に見ても突出していると考えています。また、トヨタを代表として「改善」についても取り組みが進んでおり、その活動は海外でも「Kaizen」とそのまま表現されるほどです。健育会グループにおいても、グループ全体で力を入れてTQM活動に取り組んでおり、「一般社団法人 医療のTQM推進協議会」が年に1回開催している「医療の改善活動 全国大会」においても、ここ数年毎年優秀演題として病院・施設の取り組みが表彰されるほどに、成長してきています。
このような日々の活動を通じて蓄積してきた仕組み・ノウハウを通じて、これから高齢化という課題を抱える国々へ貢献できることは素晴らしいことだと感じています。これからも、国内外の皆さまに参考にしてもらえるような質の高い取り組みを発信できるグループであり続けられるよう、職員の皆さんのさらなる成長に期待しています。