Vol.222新社会人フォローアップ研修を実施しました

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

vol222

今年4月に新卒で健育会グループに入職した約150人の新社会人を対象に、新社会人フォローアップ研修を実施しています。この研修では、今後健育会グループで働いていく上で大変重要となるMVVなどについて、私が直接話をします。10〜11月にかけて、2会場で計3回の実施を予定しており、今回は、10月14日に湘南慶育病院で実施した第1グループの研修の模様をお伝えします。

入職して約半年たち、新入職員の皆さんも、そろそろ社会人生活に慣れきたころだと思います。今年は新型コロナ禍で、入職早々変則的な勤務になり、戸惑った人もいたのではないでしょうか。このフォローアップ研修は、例年10月に法人本部で実施していましたが、今年は湘南慶育病院で10月14日と11月4日、石巻健育会病院で10月28日の計3回行います。新型コロナ禍という状況ではありますが、ぜひとも新入職員の皆さんに直接会って伝えたいことがあり、会場での体温計測やマスク着用などしっかりと感染症対策を講じた上で実施することにしました。

10月4日の研修には、湘南慶育病院に加えて竹川病院や熱川温泉病院、西伊豆健育会病院、いわき湯本病院、ねりま健育会病院、石川島記念病院から60人が出席。研修の冒頭は、健育会グループの紹介を兼ねたオリエンテーションがあり、その後私が講話を行いました。

病院は企業。社会的責任と経済的責任がある

健育会は、1年ごとにグループのスローガンを掲げています。今年のキャッチフレーズを「We are One Team!ワンチームでビジョン達成を!」としました。病院もドクターやナース、リハビリなどの医療職が、ワンチームで患者さんに接することが大事です。

私は、病院は企業だと思っています。企業にとって、その存在意義が最も大切です。「健育会じゃなければ駄目だ」と思われる病院にならなければ、存在意義がありません。ハーバードビジネススクールの最新の研究では、企業には経済的価値と社会的価値があるとしています。企業の経済的価値とは、しっかりと利益を出し、税金を納めて社会に貢献するということ。社会的価値は、良いことをして、社会に還元することです。これは病院でも同じです。この二つは車の両輪で、これを高い次元で実現できるのが、病院だと思います。そして、そこを目指している健育会の使命(ミッション)が、「光り輝く民間病院グループ」です。