健育会グループの全病院と施設を対象に予算ヒアリングが始まりました。本部部長とともに、20ヶ所すべての病院、施設を訪問し、来年度の計画についてディスカッションを行っています。その際、私が重点を置いているポイントをお伝えしたいと思います。
令和3年度に向けた予算ヒアリングが始まりました。3月から各病院・施設への訪問を開始し、4月中にはすべてのヒアリングを終える予定で回っています。
今回は、私が何を考えながら現場のプレゼンテーションを聞いているかをお伝えしたいと思います。
まず各病院・施設の「1年後の姿」と「そのためにすべきこと」が説明されますがその際私が注意して聞くことは、プレゼンがしっかりと現状の問題点を踏まえた上で、改善すべきことをみんなで話し合えて作られたものかどうか。各部門の目標を集約したものが病院・施設全体としてまとまり、1年後の姿として表現されているかどうかです。
すでにヒアリングを終えた施設では、話し合いが不十分との認識でやり直しになった施設もありますがそのようなことは極めてまれです。部門ごとの目標がすばらしくても、個々が集まったときに「全体としての姿」と整合性が取れていなければ意味がありません。病院全体で話し合いをして描く未来像が重要です。
また、数字の予算目標については本当に実現可能なものか、また努力のあとがみられるものかがポイントです。単純な目標ではなく、現状認識と課題を踏まえた上で、克服・実現可能な数値かを判断しています。