3月下旬に行われた湘南慶育病院での予算ヒアリングの様子
予算ヒアリングでは、メディカルディレクター、マネージングディレクターを始めとした各部門の代表が参加し、前年度の目標達成率などの実績をもとに、来年度の目標を発表いたします。それを受け、本部側からは不明瞭な点や疑問点を投げかけていますが、これは、課題の根本やグループの考えに対する理解を深めていくためにきわめて有用なことです。ニュアンスが伝わっても、具体的な数値や1年後の姿が見えなくてはOKを出すことはできません。
本年度は新型コロナウイルスなどの影響があり、苦労したことも多くあったと思います。
また、人件費の増加も必ず問題になります。人件費は、収益だけでなく、本質的な質の向上や患者さんの満足度や評価、どれかにつながらなければ経営として成り立ちません。
目標を立てる際、人件費を回収しようと収益を上げることに注力しがちかもしれません。しかし、収益増、医療の質向上、評価アップ、それぞれにバランスよく転換できることが大切です。ヒアリングではこの点をていねいに説明していきます。
また、マーケティングについては、具体的に「どこに」「誰が」「どういう情報を」「どんな頻度で提供するか」ということまで計画として文章化されていなければなりません。最新機器導入など「ハード面」だけでなく、我々グループの誇る良質な医療・リハビリといった「ソフト面」を伝えることも必要です。